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なまこのスレイヤーズ・ゼルアメ中心のブログです。 各種版権元とは一切関係がございません。
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突然考え付いた小話です^^;
興味がある方はつづきよりどうぞ。

ドラマガ買いました。
色々なサイト様をめぐって、
ナニゴトカと思って買ったら、
ガウリイとゼルがかっちょよすぎて、
アメリアがかわゆすぎて、やばかったですwww
てかガウリイがカッコよすぎて、
やばかったですwwww

しまったなぁ、せれくとも買わなきゃかなぁ←

本編の方の表紙絵も、可愛すぎでしたね。
なぜあそこにいる円錐www
そして姫の話すあのパティシエはやはりアレですかね。
なんですかこの変化球は。
びっくりしすぎて妄想しだしたじゃないかwww

拍手お返事は明日いたしますペコリ
でも毎回拍手ありがとうございますv





アニマルパニック


現在俺は、あいつらと別行動中。
一週間後に合流と言い渡され、今日がその日。
俺はゼルガディス。白き迷える孤独な旅人だ―――が、
帰り道と呼べる道を闊歩してから、数分がたった。


ダガダダガダダガダガダダダ


ものすごい地響きと、何かが迫りくる気配を感じ、
俺は思わず戦闘態勢に入るが、
いかんせん、迫りくるナニには殺気が全く感じられない。
むしろ、狂喜?

「わっほわっほわっほ!!」
「んなっ!!!??」

迫りくるナニは、俺の3歩手前でいきおいよく踏みとどまった、
と思ったら、傾きかけた太陽を背に、
大きく飛び上がった。
太陽を背にしたナニは、俺からは逆光で本当にナニかわからない。
が、一瞬ののちに、
俺の胸の上に、圧倒的な重さと生温かさが広がった。

もちろん、そのせいで俺は地面に叩きつけられた。

「っ・・・つ――・・・ん??なっ!!?」
「わふわふ!!」

犬だった。


ブロンドの毛並みは超A級。
澄みきった青空の瞳を持ったその犬は、
超大型で、俺の上でその堅い皮膚をでろでろなめている。
重すぎて、最早抵抗もできない。

「くそっ・・・こうなったら・・・」

孤独の旅人、そう俺はゼルガディス。
その俺のポケットに、何故か入っていた干し肉。
理由は知らん。入っていたものは入っていたんだ。
それを、俺の顔を唾液で制覇している、この犬の前にちらつかせ、

投げた。

「わふ―――!!!わうわうわう!!!」

かかった。
やつは俺の顔面をでろでろすることも忘れ、
茶色い固い塊向かって一目散にかけだした。

「・・・なんなんだ・・・ったく。」

顔面唾液だらけだが、しょうがなく起き上がる。
俺をこんなにした張本人は、俺のトラップ(干し肉)を嬉しそうにむさぼっている。
今のうちだ。
とゆーか、なんなんだこの犬は。
まったくもってわけがわからない。

干し肉を瞬時に食べ終わり、
何故か自分のしっぽを永遠に追い続けているこの犬の、
人懐っこいところ、食い意地がはっていること、バカなとこ、
以上のことから、とある連れの剣豪が思い浮かび、思わず噴き出したりもしたが、
俺は道を急いだ。


大きな森に入る手前。
この森は規模はでかいが、抜けるのは一本道とたやすい。
ここを抜ければ約束の場所につく。
そう思った、矢先だった。

でん!!
「あだっ!!!」

後頭部に何かが落下した違和感を感じた。
口では痛みを訴える言葉はでるが、実際はそこまでではない。
むしろ、落ちてきたナニかの方がダメージはあるはずだ。

「シャァァァァニャァァァァ――――!!!」
「げ。」

猫だった。
栗色のくせのある毛並み。真っ赤に燃える瞳。
瞳孔は完全に開ききっている、その小さな体は、
完全に俺を敵とみなしている。
こいつは、不覚にも俺の頭の上に落ちて、痛かったのだ。
瞬時にそう判断するも、
プレッシャーを放ち続けるその小さな猫に、身動きがとれなかった。

なんとなく、やばい。

と、心の中で念じながら、じりじりと猫との間合いをあける。
それでもなお威嚇を続ける猫に、意を決してポケットに手を突っ込んだ。

出てきたものはにぼしだった。

―――いや、聞いてくれるな。
俺にもよくわからない。何故俺のポケットに存在するのかにぼし。
いやしかし、今のこの危機的状況を打破するには、

十分だ。


「おらっ!!」
「ふんにゃぁ――――!!!」

俺はにぼしを投げた。いきおいよく。
それに猫は思い切り反応する。それはもういきおいよく。

にぼしに気をとられている猫の横を、俺は全速力でかけぬけた。
栗色の癖っ毛、大きな赤い意志を持つ瞳。
食い意地、圧倒的なプレッシャー・・・
あの猫を、あの魔術師とだぶらせながら、俺は先を急いだ。


もうすぐ森を抜けられる。
何せ全速力で走ってきたもんだから。
思わず後ろを振り返り、安全であることを確かめながら、
ゆっくりと前をむいた、その時だった。

ぼふっ
「んがあぁっ!!?」

目の前が真っ暗になった。
顔全体に、やわらかく生温かい真っ暗が広がる。

「くそ!なんだこれは!!」
「きゅうぅん!!」

深海の青い瞳、毛並みはラベンダー色。
小さすぎるが、あったかいそいつは。

「・・・今度はリスか。」
「きゅううぅぅぅん・・・!!」

俺に背中をつままれ、小さな手足をバタつかせながら抵抗するそのリスは、
―――もうだめだ・・・あいつにしか見えない。


そいつがパタリと動きをとめた。
何事かと思い、ふとリス自体をもう一度みると・・・
何故か深海の瞳がうるんでみえ、小さく震えながら俺をみつめていた・・・

―――もうだめだ・・・あいつにしか見えん・・・!!!
しかも変なこと思い出しちまったちくしょう・・・!!!

火照る顔をどうにか落ち着かせ、
背中をつまんでいたやわらかいそれを、地面へ返した。

「・・・達者で、暮らせよ?」

何故だか――――ものすごく不本意だが、何故か名残惜しく、
リスに背を向け、己の道へ戻ろうとする。

が、

「・・・なんでお前は、俺の肩の上にいるんだ?」

この瞬時の移動は野性の力あっぱれといったところか・・・
俺は半眼で肩の上のもふもふに顔をむけるが、
深海の瞳をぱっちり開き、心なしか首を傾けたような仕種・・・

―――わかった。もうわかった。あいつにしか見えない。

「・・・好きにしろ。」

諦めてそういうと、ちょこちょこちょこと、
歩いている俺なんかお構いなしに、リスは首回りを駆けずり回る。
なんだってんだ。瓜二つにもほどがある。
上から落ちてきたところといい、その服従を強いる瞳といい、


なんなんだどちくしょう。


森を抜けても、リスはからまったまま。
小高い丘の上、青空を背に、あいつらはいた。

「よーぉゼルガディスー!お疲れー!!」
「おっそいわよゼル!待ちくたびれたわよー!!」
「ゼルガディスさん!!!」

リスが・・・あ、いや・・・アメリアがいつものように俺に駆け寄る。

「あれ?なんか肩にいますよ?」
「あぁ。」
「うわぁ!!リスだぁー!かわいいです~~!ほらーおいでー?」
「自分を呼んでどうする。」
「は?」

そのやりとりの最中、リスは何事もなかったかのように俺から降りると、
森へと帰って行った。

「あ。リスさんいっちゃいましたよ。」
「お前がいるからな。」
「ぶー!どーゆー意味ですかそれー!」
「・・・だから、お前がいるから、もういいだろうと思ったんだろ。」
「は?」

犬と猫・・・いや、あの金赤コンビが、
やれ腹が減っただの、さっさと行くだのやかましいので、
未だ疑問を残す顔をしているアメリアの背中を軽く押しながら、
俺は無事、集合を果たした。

「ゼルガディスさんっ。」

鈴のような声に呼ばれ、瞬時に目線を向ける。
最早条件反射もいいところだ。

「おかえりなさい!」

満面の笑みでその言葉を賜る。
要約、ほっと一息ついた気がした―――






―――――――――――――――――――――――
4人組を動物にしたら、
ガウリイは犬で、リナは猫で、姫はリスで、岩は・・・狼かなぁ?
とか思いながら考えた小話ですww

ちなみに出てきた動物たちはこんな感じ?です。
doubutu.jpg

うん。これならゼルもおびえるよねwwww
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