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なまこのスレイヤーズ・ゼルアメ中心のブログです。 各種版権元とは一切関係がございません。
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お久しぶりです、なまこです。
12月って何かとありますよね。
師走ですものね、
猫も走るほど忙しいこんな年末ですものね。
そんな中、なんか書いてみたくなったんだよ、
クリスマス小話。

今回はスレの世界です。学園じゃありません。
TRYからもレボエボからもずいぶん年月経ってる、
って設定です。
仲良し4人組は未だに仲良しで、
たまーに4人で旅もちょいちょいしたけど、
数年はご無沙汰、みたいな感じの設定です。

今回はアメリア視点で、数年経ってるって設定だから、
アメリアが25~6歳くらい?の設定。

ちなみにオリジナルキャラ出てます。
苦手な方は要注意です。

なんと、
続いちゃいますwwwww
クリスマスに間に合わなくても笑って許してくださいwwww
お暇なときに、興味がございましたらつづきよりどうぞです。




------------------------------


白くて眩しい窓の奥
瞳を開けても閉じても夢見るは
氷色の瞳と冷たい手
想っても想わなくとも流れ込むは
じくりと熱い恋心

 


【つめたい手】

 


本格的な、冬がやってきた。
我が国、聖王都セイルーンは、
あぁ冬が来たな、と思うと、
必ずこうして雪が降る。
まるでわたしの意思に、
雪が従っているのかと思うくらい。

「・・・わたしは統べているわけではないわ。」

誰に聞かせるでもなく、今の思考に対して呟く。
執務室に響くわたしの声を脳に挟み、
あぁ、ただの駄々っ子じゃない、と、
小さく鼻で笑った音が、また響いた。

 


本日は北の国への和平会談が入っていた。
難しい名前がついている割に、
内容はただのお茶会であることは、
いつものこと。
フィリオネル王子―――父さんは、他の公務が被ってしまい、
不肖このアメリアが、代役を務めることになった。
ただのお茶会なんだもの、
しかも相手国の方も王女様だそうであることが、
父も快く代役を任せた、わけだと思う。

この頃は特に―――
王族貴族領主の息子と会されると酷だ。
頭のてっぺんから足の爪の先まで値踏みされ、
ねっとりとした目線が、身体全体に張り付く感覚が、
その日一日中取れない。
『王宮に入り、婿を取れ』と言ってしまった手前、
父さんは一応は婿探しの一環として、そういった場を作っていたが、
当事者がそれを持て余しまくっていることを、
さすがに痛いほど感じたと見え、
この頃は、年頃の男性への対面はご無沙汰である。

 

――――たまに、文は来るけど。

 


昨日は、久しぶりにあの最強コンビから。
手紙なんて、らしくないこと、と思いながらも、
本当に久しぶりに見る彼女の力強い字に、不覚にも頬が緩む。
ご無沙汰であること、この間ようやっとドラゴン料理を食べられたこと、
またそっち遊びに行くかもーという恐ろしいことが書いてあったけど、
相変わらず、元気でいてくれて嬉しい。
こう、どこにいるかわからない人達から連絡が来るということは、
一つの場所に留まっているのも、悪くないと思う。
んー、しかし、この手紙は二人からだし、
主には彼女からのものなので、年頃の男性から―――とは言えない。

それは、つい先週届いた。
一緒に旅をしていたころから別れて、
先週届いた手紙で、ちょうど7通目。
その手紙は毎日座る執務室の机の、左の一番上の引き出しに、
鍵をかけてしまっている。
手紙はいつも羊皮紙一枚だけ。
必ず藍色のインクで、流れるように綺麗な字で、でも少し右上がりの、
なんだかいつも風のような匂いがする。


―――これがラブレターだったら


届くたびに何度も、飽きもせず、諦めもせず、想う。
いつまでも仲間である。そのつもりである。
それはお互いの意思であることは、既に暗黙だ。
でも、他の男の人の視線が気持ち悪いということは、
―――やっぱりそういうことなんだろうな。
どこが客観的に、しかし抗えないほど自分のことを顧みる。

執務中に、その手紙を読み返しては、
胸の内に熱くうねる光の、つけたり消したりを繰り返している。

 

 

「やっぱり―――あれ、よね。」

 


この胸の熱さ―――彼への恋心がいつまでも消えないのは、
たった一度だけ、流し込まれた炎のせい。

その日の依頼を、たまたま彼と二人だけでやった時。
季節柄、ゴブリンが大量発生するため、それを退治するため、
数百と底知れず襲ってくるゴブリンをなぎ倒し、
傷を負い、術を放ち、剣を振り、血を浴びて―――
それを全て倒し終えるのは、夜中までかかった。
疲労でその日中に宿に戻るのは不可能で、
しょうがないから野宿をしよう、って時にあの日になり、
恥ずかしくて、でも言わないといざって時に迷惑かけるって思って、
言おうとしたとき、残っていたゴブリンが襲ってきて。
まるで、わたしがあの日だって気づいてるかのように、
わたしを庇いながら、戦いながら、逃げて逃げて、
ちょうど二人入れる大木に空いた穴の中に逃げて、
息を潜めようにも、お互い走って息があがっていて、
狭い空間の中、酸素を奪い合って、
ふいに身体を動かした途端、彼の顔が正面にあって、
彼の切れ長の瞳の中に自分の顔が映るほど近くにいて、


多分、どちらからともなく、だったんだと思う


酸素の奪い合いから、分け合いに変わった。
がっちり彼の手で腰と後頭部をつかまれ、
わたしは縋るように彼の首に腕を回して、
ゴブリンから逃げているにも関わらず、
彼とのキスに、初めてのキスに、夢中になった。

岩の肌であるはずなのに、
分け合った口付けは柔らかく熱かった。
隣を歩いていて、不定期にふわりと香る彼の香りが、
息継ぎをするたびに肺を満たし、
それがまた堪らなくなり、何度もきつく彼を求めた。
彼も、息を紡ぐ程度の隙間しか与えてくれず、
何度も何度も何度も、角度を変えては、緩急をつけては、
わたしを離しはしなかった。

 


そのまま眠りに落ちたことは覚えてる。
しかし、次の日には、
何事もなかったかのように、宿に戻っていた。
――――初めの頃は夢と混同した。
しかし、時間が、日が経つにつれ、
あの生々しい感覚が甦り、
こうやってわたしの想いを縛り付ける。

わかっているのだ。
お互い足りないのは、言葉だ。
あの出来事を清算できないでいる甘えだ。
夢と希望が儚く崩れてしまう可能性に意識が傾いている兆候だ。
それが決定的であった時の、心の防御準備が出来ていないのだ。
今ここで、決定打を打たれれば、確実にこける。

―――無理、絶対、惨めに泣く。

以前の、愛だ!正義だ!仲良し4人組だ!と言っていた自分だったら。
とりあえず、ばしっと正面から、彼に気持ちを聞いていただろう。
あの時のキスはなんですか!?
わたしは幸せだったんですけど!
ゼルガディスさんは、どうしてわたしとキスしたんですかーっ!?


――――無理―――っ!!!ぜったい聞けないっ!!


まっすぐ幼かった自分が、
恥ずかしいような、羨ましいような・・・
居た堪れない気持ちを自分で咲かせ、
とうとう机に突っ伏した。

 


「どうしました?アメリア様。」
「えっ!?いえ、なんでも!」

来る北の国、名をヴァイナハテン。
つい数年前に建国したばかりの幼い国。
セイルーンでは雪が降ったばかりだというのに、
こちらの国は既に30㎝は雪が積もっているようだった。
しかも、この国では馬ではなく、
トナカイがソリに積まれた荷を引き、
囲う様に生い茂ったもみの木には、色とりどりの飾りが施されている。
城へ向かう途中の景色に、
思わず身を乗り出して眺めてしまったのは、ついさっきのこと。

今は、素朴な造りだが、煌びやかな装飾華やかなお城の中。
ここ、ヴァイナハテンの頂点、クリスティ=ナタリス王女と、
たった今自己紹介が終わったところであった。

優雅なお辞儀から顔をあげて、
わたしの顔をきちんと見るなり、あの一言。
あまりにも突然だったものだから、
あまりにも胡散臭い返答をしてしまった。
これじゃ淑女としてあんまり・・・
と思ったので、こう切り返してみた。

「何か、わたくしの顔についてましたでしょうか?」
「・・・そうですわね、とりあえず、立ち話もなんですので、
 どうぞお席にお付くださいませ。
 このような小さな国にわざわざお越しいただき、
 心から感謝し、歓迎いたしますわ。
 どうぞ、ごゆっくりなさってください。」

そうかわされ、とりあえず言われた通り席につくや、

「お手伝い、ありがとうございました。
 どうぞ、皆さん下がってくださいまし?
 あと、そちらの皆さまも、どうか別室でお休みください。」

早々、自分の周りの女中さんや兵士さん達を下がらせ、
セイルーンの兵の方々にも、下がるよう勧めた。
さすがに、戸惑っている我がセイルーン隊に対し、

「少し、アメリア様とお二人で話させて下さい。よろしいでしょう?」

そういって、彼女が小首をかしげると、
それで納得したのか、失礼しますと、すんなり出ていく我がセイルーン隊。
その手際の良さに呆気にとられていると、
パタンと我が隊が退席すると同時に、王女が立ち上がった。

「さーて!これで堅苦しいのはおしまい。
 アメリア様、コーヒーにします?紅茶にします?」

なんとまぁ、王女自らお茶汲みときた。

「あああああの、手伝います!」
「お構いなく。お客様なのですから、座っていてくださいな?」

どうも、この人の素直な一言には魔力がかかっているのだろうか。
先ほど、我が隊がすんなり言うことを聞いたように、
わたしも、大人しく「・・・紅茶で」と言いながら、
席に座ることを余儀なくされた。

クリスティ=ナタリス王女。
歳は、恐らくわたしより年上だろうけど、年齢不詳。
綺麗なプラチナブロンドの髪は、肩より長めのストレート。
優しげな翡翠色の瞳に、耳元にはルビーのピアスが印象的。
誰もが認める美人だと思うが、
リナやフィリアのような変人には見えないし、
シルフィールのような隠し武器みたいな感じでもない。
見た目が美人に警戒してしまうのも、
こういった人間関係のせいよね、と改めて脱力してしまう。

「ところで・・・」
「はいっ!?」
「失礼なことだったらごめんなさい?出来れば、
 アメリアさんって、呼んでいいかしら?」
「・・・・おっ?」
「私のことは、ナタリスって呼んで?」
「クリスティ、の方がお名前ではないのですか・・・?」
「我が国では、苗字が先なの。だから私の名前はナタリス。」
「・・・そうなんですかぁ。」

ふふっと笑うと、彼女はふんわり香り漂うアールグレーを注いでくれた。

「よろしくお願いします!ナタリスさん!」
「あら、こちらこそよろしくお願いします、アメリアさん。」


第一次和平会談inヴァイナハテンのはじまりだった。

 

 

「アメリアさん、恋してるんでしょ?」
「ぶわふっ!!!!」
「・・・あなた、王女なんでしょ?」
「・・・・・巫女です。」

とまぁ苦しい言い訳をしてみたところで、
おいしいアールグレーをたった二口目で噴出した償いにはならない。
しかし、ナタリスが放った爆弾はそれ程の威力だったわけだ。

「・・・もしかしてナタリスさん・・・
 わたしと自己紹介した時点で・・・」
「えぇ。もちろん気づいてたわ?年長者なめないでよね?」
「・・・おいくつでらっしゃるんですか?」
「ま、あなたより10は離れてるわね、少なく見積もっても。」

――――あぁ、化け物だったのか。

「あなたより10年以上は人生経験してるのよ。
 そんな露骨に恋煩い漂わせてる人くらい、
 見たらすぐわかるほど、ね?」
「・・・そんなに、漂わせてました?」
「ええ。」

にっこりと、だがわたしの目には少々残酷にうつるその笑顔。
ずっと常日頃、心臓に突き刺さるように存在する、わたしの恋心。
それにしっかりと向き合う勇気は、まだない。
それをいきなり目の前に向けられ、正直面食らう。

「話したくは、ない?」
「・・・・・すみません。」
「いいのよ?こちらも、無遠慮に聞いてしまってごめんなさい?」

すっと、吸い寄せられるようにカップに口を一つつけ、
かちゃりと、ていねいに皿にそれを置く、ナタリスさん。

「それじゃぁ、私の話聞いて?」

思わず、カップを持ったまま彼女の顔を穴が開くほど見つめていた。

 


――――私が、もう少し若かったとき。
当時想い合っていた人がいたの。
漆黒の髪、自分とは少し違う翡翠の瞳、清閑なイメージだったけど、
どこか熱い心を持つ人。
私は王族で、あの人は旅の傭兵だったわ。
彼はそのことばかり気にしてたし、
私もそんな彼のことを知っていたから、
お互いなかなか本当の気持ちが言えなかったの。
でも結局、我が家は身分より人柄を大切にする方だったから、
周りに押されて、要約彼が折れた、って感じなの。

「でも、女的には、身分関係なしにお前が好きだ、
 って言って欲しいもんじゃない!?」
「全くです!!」

思わず、全力で同意してしまい、
バツの悪い顔をしたわたしを見ても、
彼女はそうでしょ?と言いながら、先を続けた。

―――でも元々お互い好き合っていたから、
愛のある素晴らしい時間だったわ。
でも、この業界って、身分を気にする堅物は必ずいるじゃない?
それでも、熱いあの人は負けなったし、
一度決めた自分の愛と信念は、絶対突き通す人だったわ。
そんな彼はとても素敵だったし、今でも愛してるの。

・・・そんな顔しないで?アメリアさん。

私だって、わかってて過去形で話をしているの。
もう、こうやって他人に話すことが出来るくらいには回復してるのよ?
だから、聞いて頂戴ね・・・?

彼は、つい数年前に亡くなったわ。
流行病でね、ふらっと患って、ふらっと去って行ったわ。
最後まで看取ることが出来たし、
彼は最後まで幸せそうだったし、
心残りはないの。
それは強がりじゃないのよ?自然とそういう気持ちになるの。
あえて心残りを探すとすれば、
彼、病床中に「もっと早く君に気持ちを伝えればよかった」なんて言うのよ?
遅いっつーの、って話よね?
でも、早くても遅くても、彼と一緒になれたんだから、
それは私たちに必要だった距離と時間だったんだと思うの。


「・・・・・ご・・めんなさ・・っ」
「泣かないで?アメリアさん。」
「・・・ごめっ・・・!」
「ふふっ、泣かせてしまってごめんなさい?」
「そっ!!・・・違いま・・・すっ!!」
「・・・重ねたでしょう?」
「・・・ぐすっ」


図星である。


「男って、本当に世間体とか、己の信念とか、気にするわよね?
 それでカッコいいつもりなのよ?こんな可憐な女が泣いてるのに、よ?
 でも、そんな枷捨てちまえー!って、女が背中押してもいいわけよ。
 結局正しいのは、女の柔軟性なんだから。」
「・・・そういうものですか?」
「えぇ!自信持っていいわ!」
「わかりました。」

そういって、お互い顔を見て吹きだした。
なんだか少しだけ、心が軽い。
そして少しだけ下から見上げるように、
アールグレーの入ったカップの陰から覗くように、
ナタリスさんは、わたしに問うた。

「ねぇ・・・彼って、どんな人?」
「・・・つめたい手とつめたい瞳を持つ人。
 たくさんの困難を1人で抱えちゃう人ですけど、
 心の中では信念に熱くなる、ちょっとおちゃめな人、です。」
「まぁ、素敵じゃない?」

それだけ言って、またくすくすと笑った。


「自分が自由で幸せじゃない王は、
 国や国民も、自然とそうなってしまうわ。
 こちとら国の象徴なんですもの、幸せな国にしたかったら、
 まずは己が幸せになること、これが私の父の口癖だったわ。
 その分、セイルーンはとてもいい国ね。
 フィリオネル閣下は、幸せ掻き集めてる柔軟な人、って印象だったわ。」
「ありがとうございます。
 確かに、父さんはいつも幸せそうで。」
「我が国は、あなたの国と比べてかなり幼いけれど、信念は同じ。
 あなたもとても素敵な女性だし、
 これからも、よろしくお願いいたしますわ?」
「こちらこそ。」

最後の最後で、要約和平会談っぽくなり、
幕切れの合図は、お互いに自然と出た握手だった。
ナタリスさんの手は、想像していたよりも冷たく、心地よい。
そのつめたい手に触れたことで、
また彼を思い出して涙腺がゆるんだ。

 


「そういえば・・・
 この街の雰囲気って独特ですよね?」

帰り道、城の門の前まで、わたしとナタリスさんは連れだって話していた。
セイルーン兵からは、「ずいぶん仲良くなられて」と、
にこにこ微笑まれるほど。

「この冬だけよ?今はクリスマスの時期だもの。」
「クリ、スマス?」
「あら、あなたの国にはこの風習はないの?
 冬の年明けまでの雪の降る時期を我が国ではクリスマスと言って、
 モミの木に色とりどりの飾り付けをしたり、
 家族や友達同士でプレゼント交換をしたり・・・
 今年最後のお祭り、って感じかしら?」
「お祭り!いいですね!!」
「セイルーンでもやったら盛り上がるんじゃないかしら?
 詳しいこと、文に書いて送りましょうか?」
「あー!!是非是非!よろしくお願いします!!
 待ってます――!!」

馬車に乗る手前まで見送りに来てくれたナタリスさんは、

「実はクリスマスって、恋人で愛を確かめる行事でもあるのよ?」
「うえっ!!?」
「それとねぇ・・・・・・・・」

そういって耳打ちしてくれた情報に、
顔面が真っ赤になるのを止められなかった。
その顔を真正面でみた彼女はころころと笑うと、

「それではまた。メリークリスマス。」


そういってあの素敵な笑顔で、最後まで見送ってくれた―――

 

 

 

――――後に、
クリスマス、の詳しい情報の書かれた手紙と共に、
一枚の写真が添えてあった。
ナタリスさんと、3歳くらいの男の子―――
そう、彼女は一児の母であり、
息子さんは亡くなった旦那様の生き写しであるそうだ。
幸せそうに抱き合いながら笑う親子の写真に、
嬉しい涙が止まらない。
そして同時に、

――――ゼルガディスさんに、会いたい!!

この気持ちでいっぱいになった。
あのつめたい手に、触れたい。

 

「クリスマス、とな?」
「そうよ父さん!ヴァイナハテンでの伝統のお祭りなんだそうよ?
 セイルーンも以前は冬に小さいですけど、
 お祭りやっていたじゃないですか?
 ちらほらと冬の大々的なお祭りやりたいって、市民の言葉もありますし、
 クリスマス、見よう見まねでやってみませんか?」
「よーし!決定じゃ!!指揮権は全部アメリアに、託す!!」
「きゃー!父さん大好き―――!!」


お祭り好きのセイルーン国民は大喜びするだろう。
資金も・・・んまぁ、どうにか切り詰めようっと。
王宮でも、パーティー、開けたらいいな・・・

まだやるとも知れないパーティーの招待状を、
多分居場所を探れば、最低でも3日でわかるであろう、
リナとガウリイ宛てに、一通。
そして届けば奇跡であるような、でも奇跡を信じたい彼に―――
ゼルガディス宛てに、一通。
気づいたら、資金工面の前に、用意してしまった。


 

―――それとねぇ、
クリスマスにヤドリギの下でキスをした恋人たちは、
生涯幸せになれる、って言い伝えがあるのよ?


是非、試してみてね?アメリアさん。

 

 

続く

 

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