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なまこのスレイヤーズ・ゼルアメ中心のブログです。 各種版権元とは一切関係がございません。
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えっと・・・
まさかの連日投稿になるとは、夢にも思いませんでした・・・(喜)

ハロウィン企画2011、さっそく第二弾です!!
現代設定でゼルアメ小説をお書きになっている、
しゅくちゃんさんから、ほのぼのハッピーなハロウィン小説を、
いただきました――――!!!(ドドーン!!)

しゅくちゃんさんの小説が初めての方は、小
説を読む前に、しゅくちゃんさんから直々にいただいた、
あらすじと設定をお読みになった方が、
だ ん ぜ ん (強調) うきうき読むことができますよう!!

(あらすじ)
4月、アメリアは生まれて初めてのアルバイトをすることになった。
店の店員として出勤した初日にであったのは店長と一人のアルバイトの先輩店員。
彼の名前はゼルガディス=グレイワーズ。バイト歴二年の先輩店員であり、
アメリアの指導係であった。
驚いたことに、このゼルガディスはアメリアの大学の友人である
リナの幼馴染のガウリィの友人なのです。
それだけでなく、彼は都内で有名な美術大学の大学生だった。
ゼルガディスのことを知る度にアメリアは、
もっと彼の事を知りたいと思うようになっていた。
一方、ゼルガディスはというと
最初はキョロキョロと動き回る「ひよこ」のようだと思っていたアメリアに
少しずつ惹かれていっていた。
しかし、ゼルガディスはアメリアには言っていない事柄があった。
別にアメリアに知られたくないとは思っていないのだが、
それを自分の口から言うのはとても嫌な事を思い出してしまうからだった。
それは・・・・・・。
 
(設定)
アメリア=ウィル=テスラ=セイルーン。20歳。
セイルーン財閥の社長の娘。普通の大学に通う大学二年生。
 
ゼルガディス=グレイワーズ。22歳。
医療関連の大企業の社長の孫。都内の有名な美術大学に通う大学四年生。
 
ちなみに、リナとガウリィそれにポコタは大学生です。
ルークとミリーナも登場しています(こちらも大学生です)。


ゼルが美大だ!!!!(萌ポイント)
もう、私が色々ごちゃごちゃ感想を述べるより、
つづきより実際にお読みになって下さい!!

しゅくちゃんさん、企画参加本当にありがとうございました―――!!


------------------------------――
あわせて、拍手絵もまた一枚こうしーん!!


 







----------------------------------------――

【ハロウィンセール!!】


9月某日。団地が多いこの地方で行なわれている『ハロウィン企画』・・・。
それは、毎年この時期に店に来てくれた子供が“合言葉”を言ったら
、店にいる店員がサービスとして袋をつめたお菓子をプレゼントする事。
これにより、子供たちはお菓子欲しさに店によるのだが・・・・・・
大人が保護者として同伴することが多いのを知っている店舗運営者たちは、
品物を買うことを見越してセールを行なうようになった。
 
アメリアとゼルガディスが働いている、“メタリオム雑貨店”も例外ではなかった。
 
『トリック・オア・トリート!!』
小学生くらいの子供たちがレジにいる店員に向かって、元気よく叫んだ。黒
い燕尾服に短い黒マントを着たドラキュラに扮した店員はオレンジ色のお菓子袋を取り出した。
「はいよ! 一人一袋だからなっ! 飲み物もつけるか?」
二カッと笑いながら店員はペットボトルや缶ジュースの入った、黄色いビニール袋を差し出した。
子供たちは喜び、そばにいた保護者である女性たちが微笑みながら「
すみませんねぇー」と言って代金を支払っていた。
毎年、この店で見られる光景である。
 
「相変わらず、楽しそうだな。ルーク、お前そんなに子供好きだったか?」
お客が帰るのを見計らって会計をしたルークに声を掛けた。
ルークを同じく、黒い燕尾服を着ているが
「執事のような」姿をしている店員は新しい品物を倉庫から出していた。
「そうじゃないけどさぁ~俺こういうお祭、好きだからさっ!
 ハロウィンは子供が主役とはいえ、俺たちも楽しまないと損だろう~? 
 今年はミリーナも参加してるしさぁ! これが楽しまずにいられるかって!!
 お前はどうなんだ? ゼルガディス君♪♪」
ニヤニヤとしながらルークはゼルガディスを見ている。
ルークが訳ありのような笑顔をしているのに気づいたゼルガディスは、仕事に集中することにした。
 
ルークが言うのも分かる、今年はいつもと違うからだった。
今年からバイトに入ったアメリアも、このセールに参加していた。
 
「まぁ、確かに楽しまなきゃ損・・・だな」
口元を上げてポツリとゼルガディスは言葉をこぼした。
「? 何か言ったか?」
「いや、何でもない」
ルークが声を聞いて訊くが、ゼルガディスは首を軽く振った。


このセールは大事な用事が無ければ、バイトは全員参加。
午前と午後に分かれて、品だしとレジ打ちそれに客の引き込みを行なう。
本日は午前をゼロス一人で、午後はバイト全員で店を切り盛りすることになっている。
今日は平日。子供たちは帰宅後、つまり午後の時間帯にしか来ないからだ。
子供たちはお菓子を貰えると分かっているので、大人数ではしゃぎながら店に来る。
子供と同じようにはしゃいでいる“小さな魔女”が一人、例外としていた・・・・・・。
 
「本日より、一ヶ月間ハロウィンセールを開催いたしま~す!!
お菓子袋は無料でお子様にお渡ししまーす! 
飲み物も一緒に買っていただくと、半額になります!! 
残りの品物は全部35%オフですよ~!!」
 
今年初参加のはずなのに、店の外で生き生きと客の引き込みを行っているアメリア。
いつものエプロンをしているが、服装は先週ゼルガディスが手渡した黒いロングスカートを着ていた。
帽子はかぶっていないが、どこからどう見ても“小さな魔女”だった。
「おっ! 張り切ってるなぁー♪ アメリア」
「・・・あれじゃあ、どっちが子供が分からんな」
店の中からでも分かるアメリアの張り切る様子に、
ルークは楽しいそうにゼルガディスは少し呆れ顔で見ていた。
 
「・・・!?」
だが、数分後ゼルガディスは真顔になり急に店から出て行った。
その行動にルークは分からず動揺した。店の中を見回したが、万引きをしたお客はいなかった。
「おっ、おい! どうした!?」
ゼルガディスが慌てて行った方向を見て、すぐにルークは原因に気づいた。
 
「ちょっと、離してください! 私は仕事中なんです! 邪魔しないでください!!」
先程まで生き生きと売り子として、客の引き込みを行なっていたアメリアが声を荒げて怒っていた。
お菓子を貰いにきた子供たちと保護者たちは戸惑いながら佇んでいた。
理由は店の目の前で、男たちがアメリアにナンパをし始めたからだった。
最初は他愛もない話しをするだけだったのが、ア
メリアが正直に受け答えをした為男たちが気に入ってしまい・・・「
お茶しない?」だの「一緒に遊ぼうよ~♪」などとアメリアの手を掴んで離さなくなってしまったのだ。
「もう! 止めてください! 営業妨害で訴えますよ!!」
怒って男たちをアメリアは睨みつけるが、
女一人に何が出来ると高をくくっているのか全く暖簾に腕押し状態。
勢いはよくても、困惑した顔になり始めるアメリア。

そんな男たちの肩にポンと手を置いた男がいた。アメリアは男を見ると喜んだ。
「お客様。それ以上うちの店員に何かするのでしたら、『営業妨害』と見なして警察に通報しますが・・・
・・・よろしいですか? もしくは、女性をお誘いになるのなら別の場所への移動をお願いしたいのですが・・・」
「ゼルガディスさん!!」
ゼルガディスの顔を見た途端、男たちは顔が引きつり動きがたどたどしくなった。
それもそうだろう。
 
言葉遣いは敬語を使っての丁寧な対応をしているが、彼の顔は鬼の形相をしていた。
いつも着ているエプロンではなく、燕尾服を着ているので尚更そう見えてしまったようだ。
まだ男たちが立ち去らないので、
ゼルガディスはニヤリと不気味な笑みを浮かべて男たちの耳元にそっと囁いた。
 
「もしお相手が欲しいと言うなら、『俺』が“相手”してやる。さぁ、どうする?」
 
この言葉により、男たちが一目散に店の前から立ち去ったのは言うまでもない。
「ゼルガディスさん、ありがとうございます♪♪」
アメリアはニッコリと笑うとゼルガディスに向かってお辞儀した。
ゼルガディスは男たちが立ち去った方向を見た後、アメリアのほうへと向いてからため息をついた。
「お前ももう少し、相手を見て行動しろ」
「えっ、だってあの人達に『その服似合ってるねぇ~』って言われて嬉しくて・・・・・・」
スカートの裾を掴みながら頬を染めてモジモジするアメリアに
、ゼルガディスは叱るべきかどうか悩んでしまった。
「まっ、でも今度から気をつけろ。ああいうのは結構多いからな」
アメリアと同じように頬を染めたゼルガディスは頭を軽く撫でた後、店の中へと戻った。
それから、レジ打ちをしているミリーナに事情を説明して
客の引き込みをアメリアと代わってもらうよう頼んでいた。
 
この騒ぎから三日後、客足が減ると思われたが逆に例年に比べて増加した。
理由はゼルガディスとアメリアにあった。
どうやら、二人の行動や言葉がドラマのほのぼのとしたラブシーンに見えたらしく、
それにより『メタリオム雑貨店に美青年の紳士と可愛らしい小さな魔女の恋人同士が、
仲良く店を切り盛りしている』とお客に勘違いされたらしい。
その噂を確かめるために、客が店に頻繁に訪れるようになったのだ。
「まっ、棚からぼた餅・・・・・・いや、怪我の功名だな♪♪」
ルークはポツリと漏らしたのは、客が満足顔で品物を買って帰ったからだった。
 
「こんちは~❤ 随分と繁盛してるわね~♪♪」
ニコニコ顔でガウリィを連れてリナが店に来たのは、
午後の客のラッシュが一段落した時だった。
今日はゼロスも一緒にいたが、満面の笑みで売上を集計していた。
「あっ、リナさん! ガウリィさん! いらっしゃいませー!」
二人に気づいたアメリアは、嬉しそうに声をかけた。
ゼルガディスは嫌な予感がしたらしく、黙々とゼロスの隣で今日の売上を記帳する。
その行動を見ながらリナはニヤリと笑った。
 
「さぁて、うふふ❤ ・・・・・・そこの執事! お菓子あるだけおよこし!!」
リナはゼルガディスに向かって右手を前に突き出して、「頂戴♪♪」という格好をした。
「お前は山賊か!? はぁ・・・・・・かしこまりました」
げんなりとした口調でゼルガディスは言って、倉庫へと足を向けた。
ゼロスはいつもどおりに戻っていたが、リナの行動に含み笑いをしていた。
ガウリィとアメリアが呆れたようにその光景を見ていると、ルークが怪訝そうに言った。
「リナ、お前35%オフセールなの知ってるのか?
 いくら安いっていってもあるだけお菓子寄越せって・・・そんなに金あんのか??」
「ご心配なく~❤ 『あたし専用』の方しか、お金払わないもん♪」
『???』
リナの言葉の意味が分からず、ガウリィ・アメリア・ルークの三人は揃って首をかしげた。
ゼロスはアメリアに向かって「すぐに分かりますよ」と耳打ちした。
 
「はい。お待ちどうさま!!」
「あはっ、待ってました~❤❤❤」
ゼルガディスはお菓子を持ってきた。リナが喜ぶのだから、
お菓子だということは分かったルークとアメリア。
だが、その大きさに驚いた。ガウリィは普通に喜んでいた。
『!!?』
「おおっ、デカイなぁ♪♪」
それはルークが子供たちに配っていたお菓子袋の10倍はあるかと思われる大きさだった。
例えるなら、使用されるゴミ袋にゴミが満杯に入っている様子が適切。
「ぜっ、ゼルガディスさん。それは・・・」
「先週リナさんがハロウィンセールを知って電話して来たんです。最初は断ったんですけどね。
『ハロウィンは子供たちが主役ですから、大人の女性であるリナさんにタダでお菓子は差し上げられません!』って、そしたら『注文ならいいでしょう!!』と言われて作った物なんです」
アメリアの問いに、ため息をついてゼロスが説明した。リナはそっぽを向いて。

「いっ、いいでしょうが! これくらい、ちゃんとお金払うって言ったんだから・・・」
リナが顔を赤くしてお金を払っている姿が可愛らしかったので、
アメリアはくすっと笑ってしまった。それから、『リナさん専用』と紙が貼ってあるお菓子袋を見た。
 
リナさんったら、よっぽど『大人の女性』扱いされたのが嬉しかったんですね~♪
 
リナは自分専用のお菓子の代金を払って満足げな顔。
ガウリィは二人ぶんの飲み物を買った。二人が店を出てから二時間後、閉店時間を迎えた。
「ふぅ~! 今日もお疲れ様です!!」
清掃と戸締りを済ませて、誰もいなくなった店内の証明を落とし、
私服に着替えたアメリアはゼロスにお辞儀をした。
「お疲れ様です。まだハロウィンセールは続きますので、
アメリアさんは今年初めてですけど頑張ってくださいね♪」
「はい!!」
元気よく言うアメリアの後ろで声をかけた人物がいた。
振り返るとそこにいたのは私服に着替えたゼルガディスだった。
アメリアが終わるのを待っていたようだ。
ゼロスに「二人とも気をつけて」と言われながら、二人は帰り道を歩く。
「すいません、ゼルガディスさん。待たせてしまって・・・」
「別に気にしていない。俺が勝手に待っていただけだ」
申し訳なさそうにアメリアはゼルガディスの隣を歩いていた。
ゼルガディスは気にする様子もなくただひたすら歩いていた。
だが、アメリアは下を向いたまま歩いていた。
「どうした? 何か、元気ないぞ」
ゼルガディスが言うと、アメリアは立ち止まった。それに乗じて彼も立ち止まった。
「今年で最後なんですね・・・」
「?」
アメリアがポツリと漏らした言葉の意味が分からず、ゼルガディスは首を傾げた。
「ハロウィンセールしている時、ルークさんに聞いたんです。
ゼルガディスさん、今年でバイト止めるそうですね。ルークさん、ギリギリまでバイトするのに。」
「まぁ・・・な。俺はあいつと違って、入社前の研修があってな。だから12月末で辞めるとゼロスに言ったんだ。そんな顔するな、今度はお客として来ると思うけど・・・」
しゅんと落ち込んだ顔をするアメリアに、ゼルガディスは頭を撫でながら言った。
ハロウィンセールがゼルガディスと一緒に仕事が出来る『最後の』セールだと、
思うとアメリアは急に寂しさを感じたのだ。
そんなアメリアの気持ちを知ってか、ゼルガディスはオレンジ色の袋をカバンから出して渡した。
「開けてみろ」と言われたので、アメリアは袋開けた。
中にはカボチャのお化けの形をしたチョコのお菓子がたくさん袋詰めされていた。
「わぁ~♪♪」
袋とゼルガディスを交互に見ながら、アメリアは喜びの声を上げた。
「やるよ。こういうの、お前好きだろう? 俺は甘いのは好きじゃないから、
味見していないが多分美味いと思うぞ」
そっぽを向いてぶっきらぼうに言うゼルガディス。その言葉の最後を聞いて、アメリアは驚いた。
「これ、もしかして、ゼルガディスさんの手作りですか!?」
「本当は店で売ってる物を買おうと思ったんだが・・・
・・・チョコ関係は全部、子供専用のお菓子袋に袋詰めされてしまっていてな。
残っていたのはグミ類しかなかったから」
ぼそぼそと言うゼルガディスを見ながら、アメリアはいそいそとお菓子袋をカバンにしまいこんだ。
それから、勢いよくゼルガディスの左腕に飛びついた。
 
「!! おっ、おい!?」
「ありがとうございます、ゼルガディスさん!!」
アメリアは嬉しそうにゼルガディスの腕にしがみつき、頬を赤く染めていた。
ゼルガディスは少し恥ずかしそうにしながら、そのまま歩き出した。
「ねぇ、ゼルガディスさん」
「何だ」
「約束ですよ?」
「?」
もうすぐ、アメリアの家が見えてくるという所でアメリアがゼルガディスに言った。
ゼルガディスはアメリアが何を言っているのか分からないでいると、
アメリアはずいっとゼルガディスの前に顔を突き出した。
 
「ゼルガディスさんが社会人になったら、絶対お店にお買い物しに来てくださいね!
 私一生懸命、ゼルガディスさんが満足できる店員さんになってみせますからー!!」
拳をぐっと握りしめてアメリアは言った。ゼルガディスは驚いて瞠目していたが、すぐに口元を上げて笑った。
「楽しみにしてる」
そのいつもの微笑とは違うゼルガディスの笑顔に、アメリアは顔を真っ赤にしていた。
慌てて右手の小指を突き出して、「破らないように、指きりです!!」とゼルガディスに向かって言った。
ゼルガディスは瞬時に呆れた顔をしたが、文句を言わずに自分の右手の小指を出して指切りをした。
「それじゃあ、ゼルガディスさん。また、明日も頑張りましょう!!」
「ああ、また明日な」
アメリアの家の門の前で軽く手を振る二人。紅葉した秋の何気ない日常のひと時。


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